群馬県みなかみ町と新潟県湯沢町をつなぐ国道17号の新三国トンネルが3月19日に開通しました。
従来の三国トンネルは、乗用車でも対向車とのすれ違いに少し気を使うくらい道路幅が狭かったですが、新しいトンネルは幅が3メートルも広くなり、だいぶ走りやすくなった印象です。
1959年の完成当時は全国で3番目の長さを誇ったトンネルも、近年は老朽化による改良工事が頻繁に行われていました。供用開始時に6mだった幅が、酸性の地下水による腐食や内壁の内巻工事などでコンクリートの補修を施した結果、幅は5.5mとなってしまったそうです。
学生時代や東京で仕事をしていた頃は、スキー・スノボブームの終盤だったので、苗場などのスキー場へ行くのに何度もお世話になりました。およそ60年の歴史に幕が降ろされるのは寂しいような気もしますが、安全のためですから仕方ありませんね。
新三国トンネルは、閉鎖される三国トンネル同様、大変重要な要所です。群馬県と新潟県を車両で通行できる道路は、国道17号と関越自動車道の2路線のみ。もし関越自動車道が災害や事故により通行止めになってしまった場合、国道17号は代替経路となり、物流や住民生活にも重要で不可欠な道路です。
新しいトンネルの開通によって、新潟方面から国道17号で猿ヶ京にお越しの方はもちろん、猿ヶ京から苗場スキー場や越後湯沢方面へのドライブも快適になるのではないでしょうか。当館も新潟方面へはお酒の仕入れなどで行くことがあるので、何度もお世話になるかと思います。
それにしても、トンネル工事って本当に大変なプロジェクトですね。感謝の気持ちを忘れずに利用させていただきます!